高雄市内の移動に便利なのが高雄MRT(捷運)です。現在高雄には紅線(レッドライン)と橘線(オレンジライン)の二路線があり、高雄市内の南北と東西を十字方向で結んでいます。
高雄国際空港から市内中心部への移動や、市内から高雄郊外への移動にとても便利です。市民の生活の足として欠かせない公共交通機関で、初乗りがなんと20TWD~(約75円~)。日本の地下鉄と比較すると格安な値段で移動ができます。
高雄MRTの乗り方やきっぷの買い方などの情報をまとめてみました。
高雄LRT(ライトレール・高雄捷運環状軽軌)の乗り方はこちらのエントリーをどうぞ
目次
高雄捷運(高雄MRT)とは
高雄捷運とは高雄捷運公司が運営する地下鉄路線で、高雄市内の交通渋滞を緩和させる目的で建設されました。計画当初は2006年の暫定開業を目指していましたが、工事の遅れにより延期され2008年に紅線(レッドライン)が開通しました。同年の9月には橘線(オレンジライン)が開通しました。
高雄捷運(高雄MRT)の運行系統
高雄MRTの運行系統は南北に走る紅線(レッドライン)と東西に走る橘線(オレンジライン)の2路線に分かれています。駅は台湾鉄道や空港、観光地やイベント施設に隣接しているため、高雄市内だけでなく他の地域に移動する際にも大変便利です。
・紅線(レッドライン):小港-高雄国際空港-凱旋(高雄LRT乗換)-美麗島(橘線:オレンジライン乗換)-高雄火車站(台湾鉄道高雄駅乗換)-左營(高鉄新左營駅乗換)-橋頭火車站(台湾鉄道橋頭駅乗換)-南岡山
・橘線(オレンジライン):大寮-美麗島(紅線:レッドライン乗換)-西子湾(鼓山輪渡站:鼓山フェリーポート乗換)
※主要駅のみ掲載
高雄捷運(高雄MRT)のきっぷ(トークン)の買い方
高雄捷運(高雄MRT)のきっぷ(トークン)は各駅に設置されている自動券売機で購入します。自動券売機はタッチパネル方式になっていて、紙幣が利用できる券売機(紙鈔/硬幣)と硬貨のみの券売機(限用硬幣)に分かれています。
これまでは英語と中国語のみの表示でしたが、昨年から全ての駅に最新の券売機が導入され、券売機の表示内容を繁体字、簡体字、英語、日本語、韓国語で表示できるようになりました。
言語選択メニューにある「日本語」を選択します。(画像は中国語のものですが日本語メニューも内容は同じです。)
上段の選擇票價(値段選択)で行きたい駅の金額を選択します。複数のきっぷを購入する場合は下段の購票張數(購入枚数)で購入枚数を指定します。
必要な金額を投入するとコイン式のきっぷ(トークン)が発券されます。
一卡通(ICカード)の購入方法やチャージ方法は次のエントリーで紹介しています。
高雄捷運(高雄MRT)の乗り方
改札口に向かいましょう
きっぷを自動改札機の感應區にかざすと扉が開きます。
乗りたい方向の月台(プラットフォーム)から乗車します。
次の電車が来る時間は電光掲示板もしくはプラットホームに設置されているモニターで表示されます。
電車が来ると自動扉が開き乗車します。高雄捷運(高雄MRT)は自転車を載せることも可能です。ただし自転車を運べる車両が限られているので、画像のように一般脚踏車候車処という表示がある扉から入るようにしてください。ただし電動自転車は西子湾などでレンタルできますが、載せられないので注意しましょう。
車内は画像の通りです。グリーンの椅子でシンプルな造りになっています。
下車するときには、自動改札機のコイン投入口にコインを投入することで出場できます。
下車後出口がいくつかわかれていますので、地図を参考に出場したい出口を選びましょう。出口案内図は日本の地下鉄とよく似ています。
高雄捷運(高雄MRT)の時刻表
駅には時刻表は設置されていません。時刻表は高雄捷運ホームページに掲載されています。時刻表は平日、休日の前日、休日の3つに分かれています。高雄国際空港駅の時刻表を掲載しますので、アクセスする際の参考にしてください。
平日
休日の前日
休日
紅線(レッドライン)
橘線(オレンジライン)
高雄捷運(高雄MRT)乗車時の注意点
高雄捷運(高雄MRT)は自動改札機の前にあるイエローのラインを境に飲食禁止になっています。
うっかり水を飲んでしまったり、ガムや飴を口に入れたりするところを見つかってしまった場合、1500TWD以上の罰金が科せられます。
私もうっかり飴を口に入れようとしてしまいましたが、罰金の警告表示を見てすぐにひっこめました。外国人も問答無用で摘発されますので注意してください。駅のいたるところにマナーを守るように勧めるポスターが貼ってあります。
ポスターに登場するのは高雄捷運のマスコットキャラクターの“捷運少女(たかめしょうじょ)”です。あちこちに“萌え系”のキャラクターが描かれているので萌え系が好きな方にはたまらないかもしれませんね。
非接触型ICカードのiPass(一卡通)と悠遊カード(悠遊卡)の利用方法やチャージ方法は次回ご紹介します。