高雄から桃園国際空港(國際機場)へ國光客運の高速夜行バスで行く方法

高雄から日本に帰国するには、高雄国際空港を利用するのが一般的です。観光や出張で高雄に来る場合、桃園国際空港、松山国際空港から日本へ帰国する方も多いと思います。

最もポピュラーなのが高雄から高鉄(新幹線)で桃園国際空港へ行くルートですが、高速バス(客運)でアクセスする方法もあります。

【台湾】桃園国際空港(桃園國際機場)から高雄市内へのアクセス方法と所要時間
桃園国際空港から高雄などの南部へアクセスする場合、どのような交通手段があるのか、時間、料金などの情報をまとめてみました。

特に早朝発のLCCを利用する場合、高速バス(客運)が便利です。今回実際に高雄から桃園国際空港まで高速バスを利用してみました。

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高速バス(客運)で桃園国際空港へアクセスするメリット

高速バスを利用するメリットは、費用が節約できることと、24時間運行していることです。LCCを利用して台湾を訪れる場合、帰国便は早朝発が多いため、空港近くのホテルに前泊したとしても、ホテルを深夜に出発しないといけません。そこで、高速バスを利用して費用を節約することができます。

高速バス(客運)で桃園国際空港へアクセスする方法

高雄火車站から桃園国際空港(桃園國際機場)までの距離は335Km。車で行く場合3時間50分かかります。バスは途中の乗り換えがあるため、乗車時間は約5時間30分です。

高雄から直接桃園国際空港へ向かう高速バスの設定はありません。

高雄(高雄火車站)から高速バスを利用して桃園国際空港(桃園國際機場)アクセスする場合、途中でバスを乗り換える必要があります。高速バス路線は複数ありますが、一般的なのは次の2通りです。

國光客運

ルート:高雄火車站(台中行)-朝馬(乗換)-(桃園國際機場行)-桃園国際空港(桃園國際機場)

通聯客運(U-BUS)

高雄火車網站-(台北行)-中壢休息站(サービスエリア乗換)-(桃園國際機場行)-桃園国際空港(桃園國際機場)

料金はどちらともほぼ同じ約500TWDです。購入時期によって割引や割増料金が設定されています。

國光客運のチケット購入方法

今回私が利用したのは國光客運です。夜行バスを利用した理由は、午前6:50桃園国際空港発成田行のスクートTZ202便に乗るためです。スクートのチェックインは出発時刻の3時間前に始まるため、桃園国際空港にはAM3:50に到着する必要があります。

タイムテーブル

スクート早朝出発便に間に合うためのタイムテーブルは次の通りです。

台中行:高雄火車站(PM10:20発)-朝馬バスターミナル(AM1:20着)
桃園国際空港行き:朝馬バスターミナル(AM1:50発)-桃園国際空港(桃園國際機場)(AM3:50着)

桃園国際空港にはAM3:50とチェックインの開始時刻ちょうどに着く予定です。

チケットの購入

國光客運の高速バスチケットはインターネットでも予約できますが、今回は高雄火車站バスターミナルにあるサービスカウンターで購入することにしました。クレジットカードが使えるのと、割引乗車券を購入できるからです。ちなみに今回購入した乗車券は大人が420TWD(約1550円)です。

サービスカウンターの横には運賃表があります。時間帯や時期によって値段が変わるので注意してください。運賃は次の3種類です。

・全票價(通常運賃)
・優惠價(割引運賃)
・促請價(セール運賃)

購入方法

チケットを購入する場合、窓口に行き先と利用する日時を告げてください。桃園国際空港へ行きたいと伝えると、時間に合わせたバスを紹介してくれます。

あるいはメモにあらかじめ全票(大人)〇張(枚)、日付、時間、高雄火車站-桃園國際機場と書いておけば良いでしょう。

今回購入した乗車券は2枚つづりになっています。それぞれ乗車する場所でチケットを渡してください。

國光客運で高雄から桃園国際空港(國際機場)へ

高雄火車站-朝馬バスターミナル(台中)

高雄火車站國光客運バスターミナルは高雄駅から徒歩約3分の場所にあります。ターミナルには広い待合室と3つの出発ゲートがあります。


月台1:台北方面


月台2:台中方面


月台3:台東方面


出発時刻が近づくと、出発案内があります。出発口にいるスタッフにチケットを渡してください。(半券が手渡されます。半券は下車時に運転手に渡します。)

スーツケースなどの大型荷物はバスの大型トランクに預けることができます。個数についての制限はありませんが、管理は自己責任なので、間違われないようにタグなどを付けておくことをおすすめします。

出発



バスは定刻22:20に高雄火車站國光客運バスターミナルを出発しました。夜行バスは出発すると照明が落とされますが、バス停に到着するたびに明かりがつくようになっています。

快適な車内設備


今回乗車したバスは3列リクライニングシートです。ゆったりしていて、背もたれも倒せます。


各座席前面にはモニターが設置されていて、映画やゲームが楽しめます。音声はヘッドフォンでのみ提供されているので、利用したい場合はヘッドフォンを用意すると良いでしょう。


各座席にUSB電源がついています。スマートフォンやタブレットなどの充電が可能です。このほかに、ドリンクホルダーやトイレがあります。

朝馬バスターミナル(台中)に到着


深夜の高速道路は空いているので予定時間よりも30分早く朝馬バスターミナル(台中)に到着しました。桃園国際空港へ行く予定の人は、必ず朝馬バスターミナル(台中)で降車してください。注意点として、朝馬バス停は2つあり、朝馬站(國光)で降車してください。


朝馬轉運站(朝馬バスターミナル)は広々とした待合室があります。トイレと24時間営業のファミリーマートが併設されています。


有料のマッサージチェアがあり、旅の疲れを癒せます。

朝馬バスターミナル(台中)-桃園国際空港(桃園國際機場)


出発予定時刻のAM1:50になると、アナウンスがあり乗車が始まります。乗車の際にチケットを手渡しますが、降車予定のターミナル番号を伝えてください。

今回スクートを利用するので、ターミナル1で降車します。到着予定時刻はAM3:50です。


預け入れ手荷物に番号付きのシールが貼り付けられます。引換券を渡されるので降車時に運転手に手渡してください。


朝馬バスターミナルから乗車したバスは4列シートです。3列シートと比べるとシート幅が狭く感じますが、シートピッチはそれほど短いわけではないため、それほど窮屈ではなかったです。シート両脇にUSB電源があるので助かりました。

桃園国際空港(桃園國際機場)に到着


高速の流れがスムーズだったため、予定よりも20分早く桃園国際空港に到着しました。降車時に乗車券と荷物預かりの半券を運転手に手渡し、荷物を受け取ります。

スクートのチェックイン開始時間よりも20分早く到着したので、余裕があります。乗車時間は合計で4時間30分。高鉄を利用する場合より約1時間遅く、台鉄を利用する場合よりも約1時間早く到着しました。

持って行くと良いもの

夜行バスは背もたれが倒せるものの、それだけでは寝にくいのがネックです。もし夜行バスを利用するのであれば、トラベルピローを携帯することをおすすめします。これがあるだけでかなり疲れが違います。

まとめ

今回利用した夜行バスは、接続がスムーズだったため、予定よりも早く空港に到着できました。これなら前日にホテルの予約を取らなくても、高速バスを利用することで費用を節約できます。ある程度体力がある人なら、高速バスで桃園国際空港を目指すのがおすすめです。

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