【LCC】ピーチ(Peach)の機内持込手荷物と受託手荷物のルール

ピーチエアバスA320

ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)とバニラエアが経営統合し、国内最大のLCCとして再出発しました。ピーチを利用して台湾へ旅行を予定している人も多いかもしれません。LCCは手荷物のルールが厳しいことで有名ですが、ピーチの手荷物規定はどうなっているのでしょうか。情報をまとめてみました。

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機内持込手荷物の規定

機内に持ち込める手荷物の大きさ、重さ、個数は次のとおりです。

大きさ 手荷物の三辺の合計が115cm以内(50cm×40cm×25cm以内)
重さ 合計7kgまで
個数 「手荷物」および「身の回りのもの」をあわせて合計2個

機内持込手荷物について:ピーチ公式ホームページ

注意点:

出国審査後免税店で購入した荷物も手荷物の合計個数及び重量のルールに含まれます。
出国審査前の段階ですでに手荷物が合計7kgの場合他の物を機内に持ち込むことはできません。

タイガーエア、バニラエアの手荷物規定についてはこちら
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機内持込可能な手荷物の大きさに注意

機内持込可能な手荷物の大きさは、スーツケースまたはボストンバッグなどの三辺の合計が115cm以内(50cm×40cm×25cm以内)です。

キャリーバッグのローラー部分、取っ手部分も含みます。このサイズを超えてしまうと機内持込ができなくなるので注意してください。

機内持込可能なスーツケース

機内持込可能なスーツケースには次のようなものがあります。

機内持込可能なボストンバッグ

軽量なバッグなら機内持込できる重量が増えるがので嬉しいですね。

重さにも注意が必要

【仙台空港ピーチカウンター】

機内持込手荷物規定の項目でも触れましたが、手荷物の合計は7.0kgまでです。このサイズを超える場合、全て受託手荷物扱いになり別途料金が発生します。

出国審査後に免税店で購入した物品も7.0kg規定に含まれるので、手荷物に余裕がない場合は免税店での買い物はしないほうが安全です。

規定重量を超えないために、ハンディ計量器を活用するのが便利です。ハンディ計量器ならどこでも簡単に計量できます。持ち運びも楽なので、旅行の際には持ち歩くのがベターです。

チェックインと機内持込手荷物

ピーチのチェックインは自動チェックイン機で行います。【画像:関西国際空港チェックイン機】

【桃園国際空港チェックインカウンター】

自動チェックイン機の設置がない空港や受託手荷物がある場合は、チェックインカウンターで手続きを行います。

受託手荷物がない場合、保安検査前に手荷物の重量チェックがあるので注意してください。この時点で規定重量をオーバーしてしまった場合、受託手荷物扱いになり別途料金が発生します。

(番外編)お弁当や飲み物は持ち込める?

他にも気になるのがお弁当や飲み物の機内持込です。日本から台湾へ就航しているLCCのうち、タイガーエア、スクートは機内での持込飲食(アルコールを含む)を禁止しています。(エコノミークラス症候群予防のため、例外的に飲み物(アルコールを除く)については黙認されています。)。

ピーチはこの点での規定が若干緩く、持込飲食はアルコールを除いて可能です。例えば空港のコンビニで購入したお弁当やおにぎりと、保安検査通過後に購入した飲み物を機内でとることができます。

FSC(フルサービスキャリア)の場合、アルコールなどの機内での飲食が可能ですが、LCCは禁止していますので、機内で缶ビールを思わずプシュッ!と開けてしまうことがないように注意してください。

受託手荷物規定

続いてピーチの受託手荷物規定を確認してみましょう。ピーチはシンプル、バリュー、プライムの三種類の運賃設定です。手荷物については次のような違いがあります。

運賃 機内持込 受託手荷物
シンプル 7.0kg なし(別途購入可能)
バリュー 7.0kg 1個無料(20kg)
プライム 7.0kg 2個無料(各20kg)

受託手荷物の料金と重量規定

ピーチの受託手荷物はどの運賃設定も最大合計5個まで購入できます。重量は荷物1個あたり20kgまでです。

受託手荷物の合計重量はシェア不可

注意したいのは手荷物重量を合算できないことと、20kg規定を超えないことです。

例えば受託手荷物2個購入(40kg分)を購入し、1つのスーツケースが25kg、別のスーツケースは15kgで合計40kgになった場合でも、25kgのスーツケースについては重量超過になり、追加料金が発生してしまいます。

また受託手荷物が1個20kgの場合、10kgを2個に分けて預けるということもできません。家族で一緒に搭乗する場合も同様です。

規定の重量を超えないために、ハンディ計量器を活用するのが便利です。

重量超過分の取り扱い

受託手荷物の重量が20kgを超える場合、重さに関わりなく1個あたり以下の料金がかかります。その場合、1個あたりの最大重量は32kgまでです。これを超えた場合、預け入れができません。重量超過分についてはインターネットからの申込みができないため、カウンターもしくはコンタクトセンターで手続きを行います。

方面 重量超過(一個あたり)
国内線すべて 1500円
国際線(韓国) 1800円
国際線(台湾、香港、東南アジア) 3100円
国際線(上海) 6700円

受託手荷物について:ピーチアビエーション公式ホームページ

受託手荷物の注意点

※他のLCCの場合、超過重量は5キロ単位等で追加料金を支払うのが一般的ですが、ピーチはこの方法を採用していないため注意が必要です。

スポーツ用品の受託

サーフボードやゴルフバッグなどのスポーツ用品は、受託手荷物規定をオーバーしてしまうため、通常の受託手荷物とは異なる規定が設けられています。これらの手荷物はインターネットでの予約ができないため、コンタクトセンターもしくはチェックインカウンターでの手続きになります。

国内線

種類 料金
スキー/ゴルフ用品 2100円
自転車 3800円
サーフボード 5000円

国際線

種類 韓国 台湾・香港・上海・東南アジア
スキー/ゴルフ用品 3100円 3900円
自転車 5100円 6300円
サーフボード 5100円 6300円

スポーツ用品等の受託手荷物について:ピーチ公式ホームページ

まとめ

ピーチの手荷物規定は他のLCCとは若干異なります。当日チェックインカウンターで慌てないように、予め手荷物規定をよくチェックしておくことが大切です。LCCは規定を重視します。知らなかったということで優遇されることは一切ありません。上手に利用してスマートな旅行を楽しみましょう。

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