タイ・エアアジアを利用して台湾高雄から成田へ向かいました。
「エアアジアの手荷物検査は厳しい?」「エアアジアは怪しい?」
そんな疑問に答えるべく搭乗レビューを紹介します。
エアアジアはどこの国の航空会社?
エアアジアはマレーシアに拠点を置く、世界最大規模のローコストエアライン(LCC)です。
保有機材は108機、マレーシアのクアラルンプールが拠点で、タイ・エアアジア、インドネシア・エアアジア、エアアジアXなど複数のグループ会社をもつ企業です。
路線によっては、フルフラットシートの「ビジネスクラス」が設定されている場合があります。企業情報からエアアジアは決して怪しい航空会社ではありません。
今回高雄に就航したタイ・エアアジアの高雄路線は、「以遠権」を行使して2024年からサービスをスタートさせました。
以遠権とは
「以遠権」は航空会社が、目的地の国に到着した後に、さらに別の国へ運航できる権利のことです。
日本でも海外の航空会社が日本の空港を経由して、他の国へ向かう便があります。
日台間のフライトでは、スクートが代表的で、成田発台北(桃園)経由シンガポール行きの便も、以遠権を行使したフライトです。LCCが以遠権を行使することにより、旅行者はより割安なフライトチケットを手に入れられるメリットがあります。
エアアジア高雄-成田FD234便
今回利用したのはエアアジアFD234「バンコク(ドンムアン)」発「高雄国際空港」経由「東京成田」行きです。
高雄国際空港出発時刻は午前8:00、成田到着は12:55の予定です。
使用機材はエアバスA320、座席数は186席です。
エアアジアのシート構成
今回搭乗したエアアジアFD234便はエアバスA320シリーズ。
座席は予め指定席料金を支払って指定するか、チェックイン当日コンピュータで無作為に割り振られるかのどちらかです。
座席指定をする場合は、フライト出発4時間前までにWEBサイト、アプリ、予約センターで行います。
シートは足元が広い最前列と非常口席、前方の5番目までの席を含んだホットシート、そのほかはシートピット28インチ(71センチ)のスタンダードシートの2種類です。
ちなみに今回は事前座席指定で一般シートを予約しました。
エアアジアの手荷物料金
機内持ち込み手荷物の重量は1人あたり7Kgまでです。さらに7Kgまで追加できるサービスもあります。
無料 | 機内持ち込み エクストラ |
ファストパス | |
---|---|---|---|
合計重量 | 7kg | 14kg | 14kg |
機内持込寸法 | 56cm (高さ) x 23cm (幅) x 36cm (長さ) | ||
小さいバッグ寸法 | 40cm (高さ) x 30cm (幅) x 10cm (長さ) | ||
優先チェックイン&搭乗 | × | × | ○ |
受託手荷物
受託手荷物は最小15Kgから最大60Kgまで預け入れできます。手荷物1つの最大重量は32Kgまで。
バリューパック、プレミアムフレックス運賃で予約すると、20Kgの受託手荷物が含まれます。
受託手荷物の許容量は同伴者(同一の予約番号が必須)と共有ができます。
例えば家族で40Kgの場合、スーツケースが3つで40Kg以内であれば預け入れができます。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは機内持ち込み手荷物として、持ち込みが可能ですが、機内で使用することはできません。
スマートフォンやタブレットは事前に充電を済ませておくことをお勧めします。
高雄小港空港でチェックイン
エアアジアはWEBチェックインが基本です。あらかじめエアアジアのアプリをインストールしておけば、アプリでチェックインが完了します。空港の受付カウンターでもチェックインは可能です。
高雄小港空港のチェックイン開始は出発の2時間前から、45分前まで。午前8:00出発なので、遅くても7時にはチェックインを済ませておくと良いかもしれません。今回は高雄市内の自宅からMRTで向かうことにしました。
到着したのは午前6:40頃。すでにチェックイン開始から時間が経過していたので、並んでいる人はほとんどいませんでした。
チェックインカウンターでパスポートを提示します。
係員から受託手荷物を台に載せるよう指示されます。今回は事前に20kgの受託手荷物を予約していました。
荷物を計量している際に、持ち込み禁止の物品についての確認があります。ちなみに言語は英語か中国語です。
受託手荷物にタグがつけられると、次は機内持ち込み手荷物についての確認があります。
けっこう厳しいエアアジアの手荷物検査
エアアジアの機内持込手荷物の重量は7Kgで、事前購入でプラス7Kgをさらに持ち込めます。
持ち込み可能なのは、最大で2個まで。今回私の手荷物の重量は合計6キロ、係員から免税店などで購入できるのは1Kg以内なので、重量、個数ともに超過しないようにと忠告されます。
仮に超過した場合、追加料金が発生すると念を押されました。小港空港で手荷物の重量や個数を忠告されたのはもしかしたらこれが初めてかもしれません。
機内持ち込み可能なスーツケースについては、規定の大きさかどうか、カウンター前にあるゲージで測るように指示されていました。
出国審査から搭乗へ
出国審査を終えると、出発ゲートへ移動します。今回出発まで少しだけ時間があったのでプライオリティパスで朝食を取ることに。
高雄国際空港でプライオリティパスが使えるのは、東側ロビー26番搭乗ゲート近くにある「好饗厨房 Homee Kitchen」。エアアジアの出発ゲートから距離があるので、利用を予定している場合は、チェックインを早めに済ませてから向かうことをおすすめします。
メニューの中からお好きな食事を選んで注文できます。今回は台湾名物の牛肉麺のセット。
搭乗開始
指定された出発ゲートは29。今回のフライトは午前8:00出発予定でしたが、同じゲートから出発するフライトが遅れたため、8:05出発になりました。
アナウンスがあり、優先搭乗の後、一般後方席の搭乗がスタートします。
エアアジアの機内
機内は他のLCCと同じエアバスA320の革張りシート。
シートピッチはご覧の通り、足元の余裕はほとんどありません。成田まで3時間弱のフライトなら十分耐えられそうです。
テーブルはこんな感じです。
荷物だなにはびっしりエアアジアの広告が。他のLCCでも、ここまで派手な広告はないのでインパクトがあります。
座席に座ると、シートベルトの確認と、緊急事態時の救命具のレクチャーがスタートします。高雄小港空港は小さな地方空港なので、タキシングから離陸まであっという間です。
シートポケットにある機内食のメニューです。台湾とは違った、東南アジアの雰囲気がありますね。
支払いは現金もしくはクレジットカード決済です。
出発から約2時間半経過した頃、着陸体制に向けて降下を始めます。着陸体制に入る前に、シートベルトと背もたれのチェックが。
予定よりも30分早く無事に成田空港に到着しました。今回は沖ドメ。ここからバスに乗車してターミナルに向かいます。
ちなみにエアアジアは成田空港第二ターミナルを利用します。あとは入国審査と荷物の受け取り&税関検査です。
まとめ
今回高雄から成田までエアアジアを利用しました。成田までのフライト時間は3時間程度で、サービスもまずまず。安心して利用できるフライトだと思います。
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