2025年3月4日にAppleからiPad Air(M3)が発表されました。M2iPad Airが発売されてからまだ1年経っていないので、何でこんなに早く?と感じた人もいるはず。新型iPad Air(M3)は台湾でも使えるのか、台湾版のiPad Airの値段などをまとめてみました。
iPad Air(M3)の画面サイズ
Apple Storeの情報によると、iPad Air(M3)はM2iPad Air同様11インチと13インチが用意されています。ディスプレイはLiquid Retinaディスプレイ(IPSテクノロジー搭載LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ)で、解像度は2360×1640ピクセル、輝度は最大500ニトと先代モデルと変わりません。
本体サイズは247.6×178.5×6.1mm、重さは先代モデルよりも2グラム軽量化を実現しました。2グラムなので、体感的にはほとんど変わらないと思います。
4つのカラバリ
iPad Air(M3)はM2モデルと同じスペースグレイ、スターライト、パープル、ブルーの4つのカラーバリエーションが用意されました。画面の大きさ、本体サイズは同じなので、外観からM3とM2モデルは見分けにくいと思います。
CPUはM2からM3へ進化
新型iPad Airのプロセッサは、これまでの5ナノプロセスのM2から、3ナノプロセスのM3に進化しています。
M3チップは4つのコアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPUと9コアGPU、M2チップに未搭載のハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングが搭載されています。
16コアのNeural Engineと8GBのRAMを搭載し、2025年4月から日本でも提供予定のApple Intelligenceに対応しています。
M1チップ搭載のiPad Airやそれより前のプロセッサを搭載したiPad Airから買い替えの場合、体感速度はかなり速くなっています。
インターフェースは先代と変わらず
iPad Air(M3)には最大1200万画素の広角1眼カメラと、1200万画素のセンターフレームカメラが搭載されました。USB-C(サンダーボルト非対応)の採用で、他のデバイスとの連携もしやすいのが助かります。
選べるストレージサイズと気になる値段は?
iPad Air(M3)は128GBから最大1TBまでのモデルが選択できます。値段も先代モデルの価格据え置きで、お買い得感がアップしているのは嬉しいですね。
M3 iPad AirWi-Fiモデル価格表(税込)
ストレージサイズ | M3 iPad Air (11インチ) | M3 iPad Air (13インチ) |
---|---|---|
128GB | 98,800円 | 128,800円 |
256GB | 114,800円 | 144,800円 |
512GB | 150,800円 | 180,800円 |
1TB | 186,800円 | 216,800円 |
M3 iPad Air セルラーモデル価格表(税込)
ストレージサイズ | M3 iPad Air (11インチ) | M3 iPad Air (13インチ) |
---|---|---|
128GB | 124,800円 | 154,800円 |
256GB | 140,800円 | 170,800円 |
512GB | 176,800円 | 226,800円 |
1TB | 212,800円 | 242,800円 |
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セルラーモデルは台湾でも使えるか?
台湾でiPad Air(M3)のモバイル通信機能を使用してネット接続する場合はセルラーモデルを選択します。モバイルwi-fiやスマートフォンのテザリング、公共wi-fiなどを利用する場合はwi-fiで大丈夫です。セルラーモデルを使用して海外でネット接続するためには、内蔵されているモデムが海外のバンド(データ通信の無線規格)を掴めるかどうかを確認する必要があります。バンドが対応していないとネットに接続できないからです。
日本で発売されるiPad Air(M3)のセルラーモデルの対応バンドは次のとおりです。
iPad Air(M3) モデルA3267、A3269:
5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n70、n71、n75、n76、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48)
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
台湾で発売予定のモデルは日本と同じA3267、A3269なので対応バンドも同じ仕様です。台湾の3大通信会社(中華電信、台湾大哥大、遠傳電信)の5Gおよび4Gに対応しています。
台湾でも安心してiPad Air(M3)のモバイル通信が利用できます。
e-SIM仕様に注意(物理SIMは使用不可)
iPad Air(M3)はe-SIM仕様になっているため、SIMカードを指して通信することは不可能です。台湾でiPad Air(M3)を使ってモバイルデータ通信をするためには、e-SIMをあらかじめ購入し、台湾到着後にアクティベートする必要があります。
e-SIMはアマゾンでも購入できるので、日本で事前に購入し、e-SIMを先にインストールしておき、台湾到着後アクティベートして使用するのが便利です。
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もしくは楽天モバイルのe-SIMをインストールしておけば、2GBまで980円で台湾で通信ができます。
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台湾でiPad Air(M3)を購入するのはお得か?
台湾で発売されるiPad Air(M3)は日本仕様とは異なり、カメラのシャッター音が鳴りません。台湾版のiPad Air(M3)は日本よりも高いのか安いのかが気になるところです。
M3 iPad Air Wi-Fiモデル(税込)
ストレージサイズ | M3 iPad Air (11インチ) | M3 iPad Air (13インチ) |
---|---|---|
128GB | 98,800円 / 19,900TWD(90,335円) | 128,800円 / 26,900TWD(122,111円) |
256GB | 114,800円 / 23,400TWD(106,223円) | 144,800円 / 30,400TWD(137,999円) |
512GB | 150,800円 / 30,400TWD(137,999円) | 180,800円 / 37,400TWD(169,776円) |
1TB | 186,800円 / 37,400TWD(169,776円) | 216,800円 / 44,400TWD(201,552円) |
M3 iPad Air セルラーモデル(税込)
ストレージサイズ | M3 iPad Air (11インチ) | M3 iPad Air (13インチ) |
---|---|---|
128GB | 124,800円 / 24,900TWD(113,032円) | 154,800円 / 31,900TWD(144,809円) |
256GB | 140,800円 / 28,400TWD(128,920円) | 170,800円 / 35,400TWD(160,697円) |
512GB | 176,800円 / 35,400TWD(160,697円) | 226,800円 / 42,400TWD(192,473円) |
1TB | 212,800円 / 42,400TWD(192,473円) | 242,800円 / 49,400TWD(224,249円) |
#2025年3月6日時点のレート(1TWD=4.54円)赤字はこのレートに基づき換算した日本円価格
価格表からお分かりいただけたと思いますが、台湾で購入した方が安いという結果になりました。5%の免税が適用されればこの値段からさらに割り引かれるので、日本で購入するよりもお買い得感が高いことがわかります。
ここ最近若干円高傾向なので、これはかなりお買い得だと思います。
台湾のアップルホームページによると、現時点で発売日は未定になっているので、発売日が確定したら購入を考えるのがいいかもしれません。
まとめ
かつてないほどスピードアップしたiPad Air(M3)。ストレージサイズも満足できる構成になっています。台湾でも通信可能ですので、台湾旅行のお供に向いているモバイルデバイスと言えるでしょう。通信モデムも台湾の通信会社に対応していますが、e-SIMのみに対応しているため、台湾の空港でSIMカードを購入しても装着できないことだけは注意してください。
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