台風シーズンが来ると何かと心配になるのが、フライトの欠航です。海外に出国しようとしている時や、帰国する際にフライトキャンセルの通知が来るとどうなるのでしょうか。
台風11号が台湾に近づく
台風11号が台湾に向かっているというニュースを見て、このまま高雄に来なければいいのに、と思っていたのですが、進路はそのまま変わらず、高雄直撃のコースを取りました。
高雄市政府の公式ラインからも、台風に警戒するようにとのメッセージがあり、もしかしたらフライトが欠航になるかもしれない、と予想していました。
でも国際線だから、フライトは大丈夫だろう、と思っていたのですが、高雄市政府から「停班停課(台風休暇)」のお知らせが届き、雲行きが怪しくなっていきます。
ついに翌日タイガーエアからメールが届きます。
IT280高雄発成田行き欠航のお知らせが届く
フライトの前日タイガーエアからメールが送られてきました。明日予定していたフライトの欠航が決まったというお知らせです。
やっぱり欠航になってしまったか、これからどうなるんだろう、とメールを読み進めてみると、プランの中から希望の方法を選ぶようにという内容でした。
「この度の台風により、タイガーエア台湾はお客様が搭乗予定のフライトを変更することを決定いたしました。ご予約いただいておりました、2023年9月4日IT280便、高雄国際空港発東京成田国際空港行きのフライトは欠航とさせていただきます。お客様と同行予定のお客様につきましても、このお知らせをお伝えくださいませ。この度はお客様のご旅行予定に多大な影響を与えましたことを、心よりお詫び申し上げます。なおこの度のフライトキャンセルにつきまして、当社ではいくつかのプランを提供いたします。どうぞご希望の方法をお選びくださいませ。」
提示されたプランは:
1.翌日以降の他のフライトへ振替(手数料は無料)
2.全額払い戻し(旅行代理店で購入の場合は、旅行代理店経由、クレジットカードの場合はカード会社を通じて返金。払い戻しはタイガーエアのWEBサイトで可能。)
以上の2択です。
フライト変更を依頼する
今回日本にどうしても行かなければいけないため、フライトの変更依頼を行いました。
フライト変更はタイガーエア台湾のお客様窓口に電話をして変更をかける方法と、予約サイトから変更をする方法の2通りです。
できるだけ早く日本に到着できるフライトを予約するため、カスタマーサービスへ電話をすることにしました。
日本語のカスタマーサービス
台湾国内からは02-7753-1088に電話をかけるようにとなっています。電話をかけると程なくしてオペレーターにつながりました。
流暢な日本語で、「この度はどのようなご用件でしょうか」と返事がありました。

「予定していたフライトがキャンセルになったので、フライトの変更予約をお願いしたいのですが」

「この度はお客様のご予定に影響が出ましたことを、心よりお詫びいたします。いつのフライトをご希望でいらっしゃいますか?」

「できれば9月5日のフライトに空きがあれば、お願いしたいのですが」

「かしこまりました。只今確認いたします。確認が取れました。この日はあいにく高雄国際空港発のフライトはございませんが、桃園国際空港を午後出発するフライトでしたら、空きがございます。お客様のご希望はいかがでしょうか」

「わかりました。ではその便に変更してもらってもいいでしょうか?」

「かしこまりました。只今フライトの変更が完了いたしました。9月5日桃園国際空港発東京成田国際空港行きのフライトに変更いたしました。後ほどご予約いただいた際のメールアドレスに、新しいご予約の詳細を送付いたしますので、ご確認をお願いいたします。」

「ありがとうございます。」

「他には何かご希望などございますでしょうか?」

「座席指定はどうしたらいいでしょうか?」

「お客様のご予約内容では、すべてのお座席を指定できるようになっています。タイガーエアのホームページからご予約をしていただくこともできますし、今ご予約することも可能です。足元の広いお席に空きがありますが、いかがでしょうか?」

「ありがとうございます。それでお願いします。」

「他には何かご希望やご不明なことはございますか?」

「チェックインはどうすればいいでしょうか?」

「チェックインでございますね。チェックインは桃園国際空港第一ターミナルにて行います。パスポートと予約の詳細メールを当日カウンターでご提示お願いいたします。」

「わかりました。」

「他にご希望はございますでしょうか?」

「いえ、大丈夫です。」

「この度はお客様にご不便をおかけし、大変申し訳ありませんでした。もし何かまたご不明なことがございましたら、こちらのカスタマーサービスへご連絡ください。」
このような流れで無事にフライトの変更が完了しました。
桃園まで行かなければいけないので、余分なお金を支払うことになってしまいましたが、所持しているクレジットカードに遅延損害補償が付帯されていたので、台湾新幹線代やタクシー代は保険でカバーできることになりました。こんな時にとても助かりますよね。
台湾新幹線で桃園へ
フライトの変更に合わせて、すぐに台湾新幹線の予約を取りました。これで安心して日本に一時帰国ができます。振替はIT202桃園国際空港発東京成田国際空港行きです。
台湾新幹線で桃園に向かいます。
桃園国際空港から振替便で成田へ
桃園国際空港に到着し、チェックインを済ませて搭乗ゲートへ向かいます。
フライトは順調で、無事に成田に到着しました。
おまけ-台風の爪痕
今回の台風もかなり強い台風でした。高雄MRTは10分間隔に減便になっていましたし、
高雄市内の公園はこの通り。
個人旅行や出張の場合
台風などでフライトがキャンセルになった場合、個人旅行や出張では、自分でフライトの予約変更が必要ですし、ホテルを新たに予約する必要もあります。
LCCの場合、無料でフライト変更はできますが、ホテルなどの手配はないので、ご自身でエクスペディアなどを利用して予約をしないといけません。
ツアーの場合はツアー会社が手配を行うので、基本的に自分で何かをする必要はありません。ツアー会社の係員から、今後の予定についての案内があり、空港で待機になるか、ホテルを手配するかといった情報を待つようにしましょう。
まとめ
台風によるフライトキャンセルと振替便への予約変更の流れをまとめました。
タイガーエアは日本語のカスタマーサービスがあるので、英語や中国語が話せない場合、いざという時には助かりますね。
もし台風でフライトがキャンセルになった場合、この情報が助けになることを願っています。
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