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台湾で紛失したスマホが戻ってくるまでの話

この記事は約7分で読めます。

台湾からの移動中に空港でスマートフォンを紛失した著者は、位置検索機能を用いて端末が桃園国際空港にあることを確認した。さらに空港の遺失物検索システムを利用し、利用したラウンジで拾得されているのを見つけてメールで問い合わせを行った。

帰国時に桃園国際空港の遺失物招領處を訪れた著者は、パスポートによる本人確認を行い、保管されていたスマートフォンを無事に回収した。台湾の空港における適切な遺失物管理と警察の協力により、紛失物が手元に戻った事例である。

あれ?持ってきたはずのスマホがない…。気がついたのは成田のホテルに到着した時だった。普段メインのスマホと、予備のスマホを持ち歩いているのだが、その予備のスマホがなくなってしまったのである。

今台湾で無くしたスマホが本当に戻ってくるのか、実体験をもとに話したいと思う。

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台湾でスマホを紛失するまでの経緯

その日の朝高雄の自宅を出発して、台湾新幹線で左営から桃園の国際空港に向かった。桃園国際空港に到着し、フライトのチェックインを終えて出発までの時間をラウンジで過ごしていたのである。

桃園国際空港のラウンジはFSCのラウンジの他にプライオリティパスで入場できるラウンジがあるのだが、今回利用したのは後者のラウンジだ。

ラウンジに入ると軽食の他にアルコールやコーヒーなどの飲み物も飲み放題。出発まで結構時間があったので、ビールを飲みながらゆったりと過ごしていた。おそらくスマホを無くしてしまったのは、この時だったんだと思う。

桃園国際空港を離陸し、成田空港に無事到着。実は私がその時使っていた予備のスマホはGoogleのpixel3という機種で、かなりの年代物だ。日本に一時帰国している間、pixel3がいい値段で下取りしてもらえるという情報をTwitterで入手していたので、今回新しいpixelを購入するため持参していたのである。

スマホを無くしたのに気づく

異変に気付いたのは成田のホテルに到着し、夕食をとってゆっくりしようとしていた矢先のことだ。

MacBookを開いてオンラインストアでpixelを購入しようと持ってきたpixel3を取り出そうとしたその時、鞄を探してもないことに気がついたのだ。

出国審査でpixel3をトレーに出したのは覚えているし、それからポケットに入れたのも覚えている。

そうすると無くしたのは出国後のラウンジか日本に向かう機内でということになるので、まずはGoogleのスマートフォンを探す機能で見つかるかどうか試してみることにした。

無くしたpixel3を探す

デバイスの位置を探すにはGoogleのFind Hubにアクセスしないといけない。https://www.google.com/android/find/?hl=ja

古い機種だから誰も盗む人なんていないだろう、と思ったがネットを調べているとそんなことはなく、海外だと基本的に戻ってくる確率は限りなく0%に近いという情報にたどり着いた。

いや台湾に限ってそんなことはあるまい、台湾ではよく日本人観光客がカメラやスマホを無くしても、地元の警察官が協力してくれて、無事見つかったというニュースが報道されているじゃないか。

ここは台湾の治安の良さに賭けてみよう。神様に祈る気持ちでスマホの位置を確認してみた。

無くしたpixelがあったのは…

アクセスしてみると、なんと思った通り桃園国際空港にデバイスがあることがわかった。

うわー台湾やっぱスゲ〜!これって多分空港で保管してくれているってことだよな。とにかくホッとした気持ちになった。

どんなに台湾の治安が良くても、スマホのデータが誰かに渡ってしまっては困ったことになってしまうので、念のため遠隔操作で pixel3の初期化を行っておくことにした。

初期化が完了した後次に紛失届が出ているか確認してみることにした。

遺失物をリサーチ

台湾では物を紛失した場合、警察などで保管されている情報をリサーチできるプラットフォームが用意されている。

桃園国際空港には、空港内で見つかった遺失物をリサーチできるサービスがあり、そこにアクセスすれば無くした物を確認できるというわけだ。

遺失物のリサーチの流れは次の通り

1.桃園國際機場遺失物查詢へアクセス(右上のボタンで日本語も選択できる)

2.紛失した物を選んでクリック

3.無くした日付を選択

4.遺失物として届けられている物の一覧が表示される

確認できた情報から、自分の無くしたpixel3らしきデバイスが利用したラウンジで遺失物として届けられた、という報告が掲載されていた。

遺失物についての問い合わせは電話もしくはメールで受け付けているということだったので、日本から中国語でメールを送り問い合わせてみることにした。

pixel3の受け取りに必要なもの

翌日問い合わせの回答メールが届いていたが、スマホを預かっているのは間違いないが、実際に窓口に来てデバイスが本人のものか確認し、身分証明書を提示して引き渡しになるというものだった。

遺失物の受領に関しては次のような説明があった。

遺失物領取規定

旅客離開管制區即視同完成通關,不得折返管制區。
遺失物之處理與領取,依拾獲地點及物品性質區分如下:

一、於管制區外拾獲之遺失物: 由航空警察局受理。

二、於管制區內拾獲之遺失物: 由航空警察局或關務署臺北關(海關)依物品性質受理。

  • 旅客自用之個人物品(舊品):由航空警察局受理
  • 國外或機場購買之免稅品(新品):由關務署臺北關(海關)受理

出典:桃園國際機場公式ホームページ

遺失物が見つかった場所により、管轄が異なる。制限区域外の遺失物は航空警察局が受理、制限区域内については新品については税関が、旅客の所持品などについては航空警察局が受理するという内容である。

「由航空警察局受理之遺失物,將移送至第二航廈1樓接機大廳 遺失物招領處。」つまり航空警察局が受理した遺失物は桃園国際空港第二ターミナルの遺失物招領處で保管するということだ。

送られてきた情報によると遺失物は保管開始後6ヶ月以内に受け取る必要があり、受け取りの際印鑑と身分証明書の提示が必要だと書かれていた。

日本での出張を終え、台湾へ戻るフライトは本来高雄行きのエバーを予約する予定だったが、急遽予定を変更して桃園行きのフライトを予約することにした。

桃園国際空港で無くしたpixelと対面

桃園空港に到着後、第二ターミナルにある遺失物招領處へむかい、窓口で無くした物品について説明し身分証明書(パスポートもしくは居留証)を提出すると、候補となる遺失物を持ってきてくれた。

私が無くしたpixel3が綺麗なビニール袋に入れられて保管されていた。注意書きには拾得日付と第一ターミナルのラウンジで取得した旨が書かれていた。

身分証の本人確認と拾得品の確認が終わると遺失物が引き渡された。受け取りの印鑑については、サインで大丈夫とのことだった。手元に無事にpixel3が戻ってきたのである。

そこでふと思ったのが、もしかしてこれって台湾警察がスマホを無くした日本人を助けてあげたという話でニュースデビューか?と心配したが、そんな気配は全くなく、無事高雄の自宅へ帰宅できた。

【余談】もし戻ってこなかったら?海外旅行保険でスマホの補償は受けられる?

今回は運良く空港の遺失物として保管されていましたが、いつも戻ってくるとは限りません。海外では、スマホの盗難や破損といったトラブルも起こりやすいものです。

そんなときの備えが海外旅行保険の「携行品損害」です。たとえばTrip.comの海外旅行保険には、スマホや財布も補償対象とする「携行品充実プラン」があり、携行品損害の保険金額は100万円です。料金は1,820円からで、キャンセル無料なので、出発直前でもネットで申し込めます。

ただし、次の点には注意してください:

  • 補償の中心は盗難と破損です。置き忘れや紛失が対象になるかは、申し込み前に「重要事項説明書」で必ず確認してください。
  • 支払われるのは購入時の金額ではなく時価額です。私のPixel 3のように古い機種だと、補償額はわずかです。
  • 請求には、現地の警察の届出証明書が必要になるのが一般的です。
  • クレジットカード付帯の保険で足りる場合もあります。足りない分だけ補いたいなら「クレジットカード上乗せプラン」という選択肢もあります。

メインのスマホや最近買った機種を持ち出す旅行なら、出発前に補償内容を確認しておくと安心です。

 

まとめ

今回結局 pixel3を下取りにだして新しいpixelを手に入れることはできなかったものの、紛失したpixelが無事に帰ってきたのでとにかく安心した。台湾の治安は世界的にみても安全な国で、無くしたものも戻ってくる割合が極めて高いことが今回の経験を通して体験できた。

 

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