台湾観光や出張で便利なのが台湾新幹線(台灣高鐵)
台湾新幹線に乗るのが初めてという人でもわかりやすいよう乗り方をまとめてみました
台湾新幹線とは

台湾新幹線の正式名称は「台湾高速鉄路」、英語表記はTaiwan High Speed Rail(THSR)。中国語では「台灣高鐵」、略して「高鐵(ガオティエ)」と呼ばれ、地元では日常的にこの呼び方が使われています。
日本の新幹線技術を導入した高速鉄道で、台湾北部・台北市の南港駅から台湾南部・高雄市の左営駅までの345kmを、最高時速300km、最速1時間45分で結んでいます。
台北〜高雄間を車で移動すると4〜5時間かかることを考えると、その差は歴然ですね。
将来北部は宜蘭、南部は屏東まで延伸される計画です。
台湾新幹線の車両
車両は日本の新幹線とほぼ同じ

台湾新幹線の車両は、日本の東海道・山陽新幹線が採用していた700系をベースにした700T型。

車両の形状はもちろん、車内の座席やトイレの造りまで日本の新幹線とほぼ同じ仕様のため、日本人にとっては非常に馴染みやすい乗り心地です。
なお、東海道・山陽新幹線がN700Sへの置き換えを進めているのと同様に、台湾新幹線も来年N700Sベースの新型車両導入を予定しています。
座席の種類は3クラス
台湾新幹線の座席は以下の3種類です:
| 座席クラス | 号車 | 特徴 |
|---|---|---|
| 自由座(自由席) | 10〜12号車 | 予約不要、混雑時は立ち席の可能性あり |
| 對號座(指定席) | 1〜5、8、9号車 | 事前に座席を確保できる標準クラス |
| 商務座(ビジネスクラス) | 6号車 | 日本のグリーン車相当、コンセント・読書灯付き、飲み物と軽食の無料サービスあり |


各号車にはスーツケースなど大型荷物用の荷物置き場が完備されています。

座席自体は収納式テーブルやフック、荷物棚も備わっていますが、自由席・指定席にはコンセントがない点は要注意。
長時間利用でスマホやPCを充電したい方はビジネスクラスを検討するか、デッキの充電設備を利用しましょう。
停車駅と所要時間
台湾新幹線には、日本の「のぞみ」や「ひかり」に相当する速達型と、「こだま」に相当する各駅停車型があります。
各駅停車型の路線図:

速達型の例:

観光で台北〜高雄間を移動するだけなら速達型で問題ありませんが、台中・台南など途中駅で下車する場合は停車パターンを事前に確認しておきましょう。
台湾新幹線の駅は在来線と直結していない駅も多く、駅からバスなどで在来線や市街地へ乗り継ぐケースが一般的です。
改札内の店舗はファミリーマートやセブンイレブン、お土産屋さんやドリンクスタンドなどがありますが、販売している商品はそれほど多くはありません。
プラットフォーム(月台)には売店・自動販売機が一切ないため、お土産や飲食物は改札を通る前に購入しておくのがおすすめです。
台湾新幹線の切符の購入方法・料金・外国人割引
台湾新幹線の切符は、各駅の切符売り場(售票處)または自動券売機もしくはコンビニ受け取りで購入できます。
外国人はお得な割引切符が使える
90日以内のビザなし入国であれば、外国人観光客向けの割引切符を購入できます。正規料金より割安になるため、該当する方は必ず活用しましょう。
外国人専用割引切符についてはこちらの記事で詳しく解説しています:

切符購入の3つの基本
| 購入方法 | メリット | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 駅の窓口(售票處) | スタッフに直接相談できる、外国人割引の案内も受けやすい | 中国語・英語での会話に不安がない方、初めて利用する方 |
| 自動券売機 | 並ばずスピーディー、多言語対応 | 目的地・時間が決まっている方 |
| 公式サイト・アプリ事前予約 | 出発前に確保できる、繁忙期でも安心 | 週末やピーク時期に利用する方 |
駅の窓口(售票處)

駅スタッフに直接利用したい時間の列車を伝えて購入します。筆談も可能です。支払いは現金もしくはクレジットカードでの支払いです。事前にKlookやKKdayで予約したきっぷの引き換えも窓口で行います。
自動券売機

タッチパネル式の画面を操作しながらきっぷを購入します。操作は簡単で支払いはクレジットカードもしくは現金で支払います。
自動券売機で切符を購入する方法

1.座席を選択:指定席とビジネスクラスは当日以外の切符も予約購入できます。

2.單程票(片道),去回票(往復)を選択します。

3.出発駅と到着駅を選択します

4.購入枚数を選択します。

5.値段が表示されるので、購入する場合は確認ボタンを押して支払いに進みます。

6.支払いはクレジットカードを挿入するか、コンタクトレス決済も可能です。現金の場合は現金投入口に現金を入れて購入します。切符を受け取り乗車できます。
車内設備:Wi-Fi・充電・自動販売機・車内販売
台湾新幹線は快適に過ごせる設備が充実しています。
- 無料Wi-Fi:全車両で利用可能。パソコン・タブレット・スマホでインターネット接続ができます
- 充電コンセント:4号車・12号車のデッキ部分に設置(自由席・指定席の座席にはコンセントなし)
- 自動販売機:1号車・5号車・11号車に設置
- 車内販売:コーヒーやお茶、軽食などを購入可能
- ゴミ回収サービス:緑色のカートを持ったスタッフが車内を巡回してゴミを回収(日本の新幹線にはないサービス)。ドア付近にもゴミ箱があります。
台湾のMRTやLRTでは車内飲食が禁止されていますが、台湾新幹線は車内での飲食が可能です。長時間移動の際は軽食を持ち込むのもおすすめです。

駅でお弁当を購入して車内で食べるのもいいですよ。
ビジネスクラスは各座席にコンセント、読書灯があり、アテンダントによる飲み物と軽食の無料サービスがあります。
自動販売機
1号車、5号車、11号車に自動販売機が設置されています。飲み物が必要な場合に助かりますね。
無料wi-fi
台湾新幹線は全ての車両で無料のwi-fiが利用できます。パソコンやタブレット、スマートフォンでインターネットが利用できます。
喫煙
台湾新幹線での車内の喫煙は禁止されています。プラットフォームでの喫煙も禁止です。
喫煙が見つかると1万元(約5万円)以下の罰金が課せられます。
台湾新幹線の乗り方【5ステップで解説】
ステップ1:改札を通る

QRコード形式の切符は、改札機のQRコード読み取り部分にかざしてください。
ステップ2:プラットフォーム(月台)へ向かう

改札内に入ったら、乗車する列車の出発プラットフォームを駅の案内表示で確認します。高雄左営駅は3つ、台北駅は2つのプラットフォームがあるため要確認です。
ステップ3:号車と座席番号を確認する

切符に記載された号車番号を確認し、プラットフォームの表示でどの位置に何号車が停車するかをチェックしておきましょう。
ステップ4:乗車する
各号車の自動ドア付近にある大きなボタンを押すとドアが開きます。座席を確認し、大型のスーツケースは車両端の荷物置き場に収納します。
ステップ5:下車の準備・改札を出る

到着駅が近づくと車内アナウンスが流れます。各車両のドア上部に電光掲示板があり、停車駅や天気予報などの情報が表示されます。
下車後は改札口へ向かい、切符を再度通して改札を出ます。
利用時の注意点
喫煙禁止:
車内・プラットフォームともに喫煙は禁止。違反すると1万元(約5万円)以下の罰金が科される可能性があります
飲食:
飲食は車内のみで可能ですが、周囲への配慮は忘れずに
大型荷物(スーツケースなど):
荷物置き場の利用マナーを守り、他の乗客の妨げにならないようにしましょう
よくある質問(FAQ)
まとめ
台湾新幹線(台灣高鐵)は日本の新幹線技術をベースにしているため、車両や座席の造りも日本人には馴染みやすく、初めてでも安心して利用できる交通手段です。切符の購入方法や座席の種類、乗車の流れを事前に押さえておけば、当日スムーズに移動できます。
外国人向けの割引切符もぜひ活用して、台湾旅行・出張をより快適に、お得に楽しんでください。


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