高雄に限らず、台湾は外食文化が非常に発達しています。今回は地元で大人気の早餐店(朝食店)「晨光食堂」をご紹介します!
台湾の早餐(朝食)文化
旅行や出張でホテルに宿泊すると、朝食が提供される場合がほとんどだと思います。ホテルの朝食もおいしいですが、せっかく台湾に来たのなら、台湾ならではの早餐(朝食)文化に触れてほしいと思います。
高雄市内には朝食を販売するお店があちこちにあり、出勤前のサラリーマンだけでなく、家族連れで朝食を食べている光景を目にします。友人たちは朝犬の散歩の帰りに早餐店に立ち寄って朝食を食べたり、テイクアウトにして家族で食べたりすると言っていました。
かくいう私も高雄に来たばかりのころはスーパーで購入したパンと自宅で入れたコーヒーで朝食を済ませていましたが、最近ではほとんど外食を取ることの方が多くなりました。その理由は料金が安いのとおいしいからです。
例えばトーストと紅茶といったモーニングセットが30元(約120円)程度で食べられます。日本のマクドナルドや吉野家でこれほど安い値段で朝食が食べられる機会はまずないと思います。コメダでこの値段はまずありえないですよね。(ただ個人的にはコメダのモーニング結構気に入ってます。)
地元っ子に大人気の早餐店「晨光食堂」
ある会合で立ち話をしていた時に、今早餐店にはまっていることを話したら、地元の友人からぜひ紹介したいお店があると言われました。
それがきっかけで案内されたのが「晨光食堂」です。朝出勤前に待ち合わせをしていましたが、午前7時の段階ですでに行列ができていました。
メニューはこんな感じです。一般的な早餐店と比べると、種類が少ないように見えますが、これにはワケがあります。
サクサク生地が自慢の「海鹽燒餅」
このお店の特徴は、すべて手作りのものを提供していること。オーナーが夜中から仕込みをして、モーニングタイムに合わせて提供できるようにしているのだそうです。店の看板メニューは「燒餅」。サクサクとした生地の中に具材が入っている台湾ならではのメニューです。
オーナーがイチオシなのは、サクサク感が楽しめる「海鹽燒餅」(18TWD:約65円)なんとこの燒餅、塩味がついているだけで、中身は何も入っていません。
生地のうまみを楽しんでほしいのだそうです。
台湾風クレープ?「酸菜蛋餅」
他におすすめなのが「酸菜蛋餅」(35TWD:約130円)。酸菜というのはキャベツなどを使った台湾風の漬物のことです。蛋餅はクレープに似た小麦粉の生地に卵や野菜をくるんだ台湾ならではの食べ物で、あちこちの早餐店の定番商品です。蛋餅に酸菜をくるむというのはこの店独特だそうで、独特の歯ごたえがあり、塩味が効いていてとてもおいしく食べることができました。
モーニングの定番「經典培根土司」
私が追加で頼んだのは「經典培根土司」(45TWD:約165円)です。培根土司というのはベーコントーストのことです。焼きたての食パンにレタスや玉ねぎ、トマト、ベーコンが挟んであるサンドウィッチです。
パンの焼き加減が絶妙でサクサクとした歯ごたえと、ベーコンと生野菜のコラボが食欲をそそります。
主食に合わせて飲み物も注文できます。朝食のときにおすすめなのが豆漿ですね。(店を出るころには売り切れていました。)豆乳のことなのですが、栄養価が高く、消化が良いので朝食にピッタリです。残念だったのは、晨光食堂では油條の販売をしていなかったことです。いつか復活してくれることを願っています。
高雄にはこのほかにも朝食を提供する早餐店がいくつもあるので、観光やビジネスの前に早餐店でエネルギー補給してみるというのもいいかもしれません。日本にもモーニング文化がありますが、高雄のモーニング文化はまた一味違いますよ。
「晨光食堂」へのアクセス
「晨光食堂」
住所:高雄市苓雅區武廟路164-3號
高雄捷運(MRT)橘線五塊厝站5番出口から徒歩約4分
営業時間:AM6:00~PM12:00
定休日なし(春節,中秋節などの連休は休業)
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