今回暫定開業中の高雄LRT(ライトレール)に乗車しました。新たな高雄の交通機関として注目されているライトレールの情報をまとめてみました。
高雄LRT(高雄捷運環状軽軌)とは
高雄LRTは高雄市が建設を進めているライトレールで正式名称は「高雄捷運環状軽軌」です。
現在は一部区間のみ開通していますが、将来的には高雄市内を環状運転する計画になっています。
哈瑪星站までの営業運転が始まる
2017年9月30日に哈瑪星站までの区間が開通し、高雄市内の移動がより便利になりました。
暫定開通区間は前鎮區の籬仔內站から鹽埕區の哈瑪星站までで捷運オレンジライン(橘線)の西子湾站と接続しています。
旧哈瑪星站(高雄港站)のすぐ隣にホームが建設され、かつての哈瑪星站が現代に蘇りました。
哈瑪星站は緑が生かされたエコロジーな駅舎です。
今後さらに北に延伸されます。
高雄LRT(輕軌)の特徴
高雄LRT(輕軌)は高雄市の慢性的な交通渋滞と大気汚染の改善を目指し建設が進められている新都市交通システムです。
車両はスペイン製の4両編成で日本の路面電車のような架線は敷設されていません。
車両は蓄電池を内蔵し、駅に設けられた架線からパンタグラフを利用して充電を行います。
駅で降車したときに見てみると充電している様子が分かります。
日本ではJR東日本の烏山線が同様のシステムを採用しています。環境にやさしくしかも架線を敷設する必要がないため、工費を節約できるというメリットがあります。
かつて富山市のライトレールに乗車したことがありますが、富山ライトレールの場合は架線が敷設されていたので印象は違います。
快適な車内
車内にはクロスタイプもしくはロングタイプのシートが設置されています。
すべて高雄捷運と同じプラスチック製の固椅子です。エアコンの温度調節も制御されているので、車内はとても快適です。
バリアフリー対応
高雄LRT(輕軌)は身体的弱者に対する配慮が施されています。各駅には車いす用のスロープが設置されていますし、車内には車いす用のスペースが設けられています。
高雄LRT(輕軌)に乗るには
高雄LRTは前鎮之星站で捷運レッドラインの凱旋站に接続しています。それ以外の駅は今のところ捷運とは接続していないため、バスなどを利用して駅に行く必要があります。観光などで高雄を訪れる場合には、捷運レッドライン(紅線)の凱旋站から乗車すると良いでしょう。
乗車と降車方法
乗車もしくは降車の際はドアにあるボタンを押してドアを開閉し乗降します。
高雄LRTは一卡通を利用して乗車します。乗車方法はバスに似ていて、車両もしくはホームに設置されているICカード読み取り機にかざします。現在暫定開業になっているため、無料で乗車できますが、基本的にICカードをかざして乗車することになっています。
私が乗車したときはほとんどの人がICカードをかざさずに乗っていたので、無料期間中は特に一卡通を持っていなくても大丈夫でしょう。現在一卡通以外のICカードは使用できないため、捷運の各駅で一卡通を購入しておかれることをおすすめします。ちなみに2017年11月1日より有料化されます。
駁二藝術特區に行くのに便利
駁二大義站は駁二藝術特區の一部にあります。
かつては貨物専用線でしたがその後歩行者に開放され、現在は高雄LRTの専用線として活用されています。
駅周辺には日本でもおなじみのパイナップルケーキの有名店微熱山丘(サニーヒルズ)があります。
駁二藝術特區を散策する際に高雄LRTを利用してみるのもよいかもしれません。
ユニークな車両ラッピング
高雄LRTの別の特徴はユニークな車両ラッピングです。各車両には広告がラッピングされていますが、中でも目立つのが高捷少女のラッピングを施した専用車両でしょう。
全車両に高雄捷運のイメージキャラクターたちのラッピングが施され、車内も高捷少女のポスターで埋め尽くされています。
萌え系が好きな皆さんにはたまらないでしょうね。
各車両は不定期で配車されるので、いつ出会えるかわかりませんが、もし高捷少女ラッピング車両を見たい場合には、終着駅の籬仔內站近くにある車両基地に行くと見ることができるかもしれません。
まとめ
高雄LRTは自動車などと並走したり、道路を頻繁に横切ったりするため歩行者や自動車に配慮し急ブレーキをかけることがあります。乗車中も急ブレーキがかかり、立っている乗客が転びそうになっていました。乗車中はしっかりとつり革や手すりにつかまっている方がよさそうです。
新たな市民の足として期待されている高雄LRT。全線開通まではまだかなりの時間がかかりそうですが、その時を心待ちにしたいと思います。高雄の新たな観光名物として人気がある高雄LRTに一度乗ってみるのはいかがでしょうか。
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